今日の判決 ~覚せい剤取締法違反の国選事件~
ありがたや、ありがたや。
支えてくれる友人はいるものの、もう親族の支援はない国選事件でしたが、
本人のせいばかりではなく、依存症の渇望ゆえの再使用であることを訴え、
住居を確保するための自立支援制度への具体的なたどり着き方を本人に教えるとともに、証拠にし、
無料のミーティングの存在を教えて、本人も参加する意思を示した事なども評価して下さいました。
今まで辛そうにしていた被告人が嬉しそうな顔をしていると、弁護人としても嬉しいですし、
何より、刑期が短く、早く戻ってこられるということは、
今後の希望があるということで、何物にも代えがたく嬉しいものです。
なにせ、パンドラの箱の最後に残ったものは「希望」だったというくらいですもの。
「希望」が彼の手の中に残ったのであれば、幸いなことです。