クレプトマニアで21年間の受刑生活、公的支援で乗り越えろ①②をアップしました。
クレプトマニアで21年間の受刑生活、公的支援で乗り越えろ、PART1、PART2、
チェリーブロッサムさんの春の夜の夢の物語、のページをアップしました。
これは、クレプトマニア(病的窃盗症)のため、万引きの再犯から逃れられず、21年間で7回受刑し、外にいられたのは、3年半から4年程度、つまり、17年~18年間の受刑生活を送っている56歳の女性、チェリーブロッサムさんの物語です。
出所するたびに盗んでしまうからとはいえ、万引き窃盗だけで、殺人罪以上の長期受刑になっているのは、極めて問題だと思います。
彼女は仮釈放を得て、更生保護施設に出所してきましたが、約3か月後、再び万引きで逮捕されてしまいました。
今回は、8回目の受刑になります。
家族は崩壊し、本人自身も深く傷つき、私的な経済力はもはや全くない中で、今ある公的支援を活用して、どうやって回復していくかを考えてみました。
クレプトマニアの場合、放置すれば、長期受刑の悪循環に陥り、あとは自殺して死ぬか、刑務所の中であきらめながらただ屍のように生きるかという、チェリーブロッサムさんのような状態に至ってしまいます。
それは社会にとっても、実はコストが高いだけで、何の効果も生み出していません。
依存症系の犯罪について、治療的な対応が後押しされる方向へと、刑事司法や行刑が切り替わっていくことを願い、この事例を報告しました。