刑事事件の詳細 ―適正な裁判と更生のための刑事弁護を目指して―

刑事事件とは、犯罪の嫌疑をかけられている人に対して、有罪・無罪を決めて、有罪の場合には、その刑罰(量刑)を決めていく手続きに関する事件です。

 

刑事事件フローチャート

 

●犯人だと疑われて、身体拘束されてしまった場合には、警察や検察によって行われる取調べに対して、弁護人からアドバイスを受けて身を守らねばなりません。

また、事案によっては、この段階で誠実に謝罪し、被害弁済などをすることによって、不起訴処分となったり、罰金刑ですんで、早期に身体拘束から解放されることもあります。

まずは、取調べ段階で適切な対応をすることで、刑事事件を早期に終了させることを目指しましょう。

 

●取調べの後、起訴されてしまった場合には、もしあなたが犯罪行為をしていないなら、刑事裁判で争うことになります。

無罪ということもあれば、罪名が変わることもあるでしょう。犯罪は証拠によって証明されなければならず、刑罰は適切なものでなくてはなりません。被告人とされた方の権利が適正に守られる刑事裁判を目指します。

 

●もしあなたが犯罪をしてしまったのなら、更生(立ち直り)のための刑事弁護を目指します。

従来の刑事裁判では、有罪・無罪の争いばかりが重視されて、認めている事件や被告人に対しては、「犯罪をやったんだからしょうがない」とやや軽視される傾向がありました。
被告人とされた人の判決後の人生については、あまり考慮されてこなかったのです。「裁判」を担当する裁判所・検察官・弁護士という「司法」関係者からみれば、判決後のことは「行刑」として「行政」の担当だと考えられたからかもしれません。

しかし、被告人にとっては、すべてつながった一連の経験です。彼(彼女)の人生は、刑事裁判の後もずっと続いていくのです。

だとすれば、刑事裁判のときから、その人の今後の人生を見つめなくてはいけません。
どうすれば、彼(彼女)はもっと幸せに生きられるのか。
犯罪者とされることはとても辛い経験ですが、人生の転機でもあるのです。外界から切り離される身体拘束は、とらえ方次第で、自分を見つめ直す契機にもなります。
被害弁済や謝罪、親族のサポートを準備するなど、必要な対処をして、裁判の量刑が出来る限り軽くなることを目指すと共に、その人が更生し、犯罪から立ち直って、今後、幸せに生きていくためにはどうしたらよいのか、刑事裁判を過去の過ちを浄化し、より幸せな未来へ向かう転機の場にしたいというのが私の願いです。

 

●絶対に正しい真実というものはありません。異なる角度から、異なる光をあてることで、違ったストーリーが見えることがあるのです。

これは、私が刑事事件に向き合うとき、いつも心がけていることです。方向音痴の私は、初めての警察署に向かって歩くとき、同じ場所なのに、行きと帰りで違う道に見えて、迷いそうになるときがあります。同じ場所でも、見る方角が違うと、背景が異なるため、違う場所のように見えるのです。こういうことは、刑事事件でもよくあります。

どんなにひどいことをしているように見えても、被告人の立場から見れば、違ったストーリーがあるのです。
事件の表面的な印象や、被告人の最初の印象だけで、彼(彼女)を決めつけることなかれ。彼(彼女)の言葉をよく聞いて、証拠をよく見なさい。そうすれば、検察官の話とは、違うストーリーが見えてくるでしょう。もちろん、それが裁判所に常に受け入れてもらえるとは限りません。しかし、そこに真実の響きがあれば、それは無視しがたい響きをもって、人の心を揺り動かします。

裁判の場で、被告人の真実を提示できる人物は弁護人しかいません。弁護人というものは、常に、被告人の視点から見たストーリーを敏感に感じ取って理解し、それを法廷で表現する存在でありたいと考えています。

 

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