天神祭2016 ~直観力の練習をしてみた~

7月25日は天神祭。

1年で一番暑い日。実は、私のお誕生日でもあります。

小さいころから、よく、「1年で一番暑い日に生まれた」と言われたものです。

毎年、かんかん照りで、死にそうに暑いのですが、今年は雨が降りそうで降らない珍しい天気で、過ごしやすかったです。

 

 

 

 

 

なかなかブログを更新できないのですが、

7月22日(金)、23日(土)は、毎年恒例の日弁連・刑事拘禁本部の熱海合宿に行っていました。

今年は、10月6日に福岡で日弁連人権擁護大会があり、その第3分科会で、死刑廃止のシンポが行われる関係上、

死刑廃止委員会やシンポ実行委員会と合同で開催され、決議案や基調報告書に関する話し合いが行われて、時間が足りないくらい、とってもとっても中身の濃い会議でした。

そのあとは、事件の関係で、群馬県まで足をのばした後、トンボ返りで帰宅。

さすがに疲れた…。

 

そんなこんなで、24日(日)は、天神祭のことも忘れて、倒れて寝ていた私。

25日になってから、あっ、天神祭だった、行かなくちゃ!と人権救済事案の起案を何とか終えて、夕方からほんの少しだけ街へくり出してきました。

大阪天満宮は普段からよくお参りしている神社です。

ほんの短時間しかないけど、お祭りを堪能したいな…、

さて、どこへ行って、何をしたものかと思いつつ、ここは「直観力」を鍛える練習をしてみることに…。

 

私はスピリチュアル系の本が好きで、引き寄せとか、直観力などに関する本をよく読むのですが、言うは易し、行うは難しで、実践はなかなか難しいものです。

特に、私の場合、あのときもっとああいう選択をしておけばよかった、もっとこうしておけばよかったと、理屈で考えて悩んでしまうタイプ。

よく言えば堅実なのでしょうが、「直観力」という観点からいうと、これがいけない。

 

ものの本によると、直観は、何か選択しようと思ったときに、0.01秒の瞬速で答えを返してくるかすかな声なのだとか。

 

それを過去の経験に照らして否定したり、理屈で考えて、「いやいや、損をするから、それは止めておくべきではないか。」と否定してはダメ。

結果や損得を考えずに、即行動せねばならないようです。

 

せっかくお祭りなんだし、ほんのわずかな時間しかないから、お祭りを楽しむためにちょっとやってみるか…ということで、

直観の練習をしてみました。

 

どうしてもアイスコーヒーを飲みたかったので、セブンイレブンで100円のアイスコーヒーを手にして外に出ると、

お神輿と馬(これ、なんて言うんだろう?)が通り過ぎていきました。

それをしばらく追って眺めつつ、大阪天満宮の方へ。

 

そこで、3人の子連れの友人に会いました。

子どもたちは、ポケモンゴーを堪能中。

知らない人に慣れているらしく、私にも気軽に話しかけてくれます。

 

友人と別れて、商店街を抜け、天満宮の方へ。

境内に入って、お参りしようかと思ったものの、ご神体は今は別の所に連れ出されていらっしゃらなかったのでやめにして、

龍踊りの舞台前へ。

この龍踊り、私は結構好きなのです。

以前は、5月のゴールデンウィークに、北浜の公園で何グループかがそれぞれの龍踊りを披露していましたが、鐘の音の高さなどグループごとに違いがあり、なかなか味があるのです。

少し待ってみましたが、舞台奥の人達は、妙にリラックスしていて、一向に始まる気配がない…。

 

うーん、待ってられないな…と思い、境内を離れかかったところ、何だか悲しい気分に…。

これは、直観が、「今しようとしている行動をやめなさい」と言っている意味かな?と思い、また舞台前に引き返しました。

それでも、なかなか始まらないし、予定を書いた看板のようなものも見つけられません。

 

思わず、いつになったら始まるの?と心の中でつぶやくと、

「7時から」という答えが返ってきた気がしました。

 

時計を見ると、あともう少し。

後ろから、知らないおじさんが、「あと2分」と言っている声も聞こえます。

そこでもう少し待ってみると、7時を少し過ぎて、太鼓と鐘の音の中、龍踊りが始まりました。

 

 

 

最初は、ゆっくりした調子で、踊り子は1人で始まりましたが(あとでインターネットを検索すると、名人だったらしい)、曲の切れ目ごとに、終わったのかな?と思いきや、次は2人、次は3人と人数が増えて、続いていき、だんだん曲調も早まっていきます。

数回の演奏が終わって、舞台を離れる人も多く出る中、私も、「もう終わったのかな?帰ろうかな?」と考えていると、

「あと1回ある。」という声が返ってきました。

 

そこで、もう少し待ってみると、直観の言葉とおり、もう1回踊りが始まり、クライマックスへ。

この頃には、鐘や太鼓の音と一体化できました。

 

龍踊りが終わって、(片付け始めたのでさすがに終わりとわかった)、境内を出るときには、南森町側には出る気がせず、

「右手の出口から」と感じたので、舞台の右奥の出口から出て、商店街へ。

 

お腹はすいていたけど、商店街内は混んでいるので、露店はまぁいいかと、商店街を横切って、大通りの方へ出てしまおうとしたら、何だか後ろの商店街が気になります。

戻れってこと?

 

「左側のお店」という声がした気がしたので、事務所の方へ帰る方向にむかって、左側に並んでいる露店を一通り見ながら歩いてみました。

「いか焼き」が何だかとてもおいしそう。

直観が言っているのは、きっと、このイカ焼きのことだなと思って、1杯買うことに。500円お買い上げ。

 

事務所で食べよう、でも、イカには何かお酒が欲しいな…と思って、

また、最初のセブンイレブンに戻ってお酒を探しますが、以前から、このお店には私の好みのお酒がない。

(できれば、ウメッシュか、ノンアルコールウメッシュが欲しいのですが、このお店にはないのです。)

 

どれにしようか?と聞くと、直観は、目の前にある、新発売のジントニック飲料?を「これ」と言った気がしたのですが、

ここで、私の「少し甘いお酒の方が好き」という思考と、

「甘くないお酒を買って飲んだら、あまりおいしくなかった」という過去の経験が出てきてしまいます。

 

結局、直観に従わずに、甘そうな果汁入りのチューハイを選らんでしまったら、イカと合わずに失敗!

 

チューハイ単品では、少し甘い方が好きでも、

イカと食べようとしていたのだから、辛口のジントニック飲料でよかったのね!、

ああ、順調に直観力を使えていたと思ったのに、最後にまた損得を考えて失敗してしまった…と敗北感を感じる私。

 

でも、まぁ、人生っていつもこんな感じよね。

100%うまくいくことはないっていうかさ。

でも、まだまだ練習中の身なんだから、ここでくじけても仕方がない、続けていく以外にないのよね…。

 

イカ焼きを食べながら、

今度から、一番いい選択をしようとか、失敗したくないとか、過去のマイナス経験のことは考えずに、

もっと直観に従って、直観→即行動できるように頑張ろう、なんて、思った私なのでした。

 

 

PS:でも、何の下調べも準備もせず、ごく短時間くり出しただけだったわりには、

境内で龍踊りを1セット分(といえばいいのかな?結局、40分くらいでした)、

最初から最後まで堪能できたので、良かったです。ちゃんとお祭りを楽しんだのでしょう。

最後のチューハイの選択では失敗したけど、あとは直観の声は聴けた気がしますし…。

さらにこの力を強化して、どんな場面でも、直観力を使えるようになりたいものです。

 

最後に、誰もいない横道で、「法テラス大阪」のちょうちんが4つ下がっているのを見かけて驚き!

なんでこんなものが?

出資しているのかな?

それもどうなんだかな…と思った私だったのでした。

     

マザーズ・ユニットの訪問 ~スペイン刑務所訪問記①~

5月半ばに、日弁連の人権擁護大会・死刑廃止シンポの関係で、イギリスのベルマーシュ刑務所と、スペインのマドリッド第7刑務所、マザーズ・ユニットを視察してきました。

 

 

 

 

 

 

今日は、マザーズ・ユニットについて、書いてみました。

 

マザーズ・ユニットというのは、母親と幼い子どもが一緒に住むことのできる、刑務所の母子寮のような施設です。

マドリッド市内の住宅街の中にありました。

 

ここでは、幼い子どものいる女性たち(薬物犯や窃盗犯などの軽微犯がほとんど)が、個室を与えられて、子どもと一緒に生活しています。

刑務所内で、母子が一緒に暮らしているのです。

 

定員は、33名(33室)で、訪問時は、17名の母親と18名の子どもが入所していました。

訪問見学を終える夕方ころには、小さい子どもと母親がたくさん戻ってきていて、子どもは中庭を走り回っていました。

子どもはどこの国でも可愛いものです。

 

 

刑事施設は、入り口には監視カメラがついていましたが、

中に入ると、団地のような白い建物の中に中庭があり、お砂場やブランコ、水遊び場があります。

刑務所であるとは感じさせない造りになっていて、日本でいえば、ちょうど小さな公園がある団地といった雰囲気でしょうか。

 

受刑者である女性達は、塀の中と外を行き来していて、朝、食事をとった後、子ども塀の外にある幼稚園に送っていき、

戻って、職業訓練を受けたり、軽作業をしたりした後、午後になると、再び幼稚園に子どもを迎えに行きます。

その後は、自室で食事をとり、子どもと一緒に眠るのです。

GPSなどは持たせておらず、信頼関係で成り立っているとのことでした。

(もちろん、入所時には審査がありますので、危険な人は入ってきません)。

 

 

各個室は小さいですが、居間やベッドがあり、簡素なものの、スペイン独特の色のカラフルさで明るい部屋でした。

部屋には、家族の写真(夫や上の子ども)が飾ってありました。

 

子どもの記憶に刑務所にいたことが残らないように、入所できる子どもの年齢は3歳以下に制限されています。

(ただし、幼稚園の進学の関係など、必要な場合には、延長を認めたりりして、柔軟に対応しているようでした)。

 

「子どもの福祉」と「母親教育」を兼ねている刑事施設でした。

 

若い母親を支援することによって、再犯を防止し、犯罪による負の連鎖を次世代に残さず、「子どもの福祉」を図ることは、

社会全体にとって、重要な課題とされているのです。

 

こんな様子を見ていると、日本の刑務所のように、社会から完全隔離するだけの方法はもう古い、

軽微犯で、更生意欲の高い人については、社会との接点を可能な限り維持しながら、社会の中で処遇していくこと、

彼らが、もう一度、社会の構成員に戻れるように、社会復帰を支援していくことが

刑事処遇の世界的な流れなんだな…と改めて感じました。

 

日本でも、こういう処遇が当たり前の日が早く来るといいですね。

 

 

 

 

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